Camera with my LIFE!!

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日本の国語のテキスト<No.036>

「(イスラエル人の)彼は言った。「日本の小学校の国語のテキスト問題は変!おかしい!」と。「だって、イスラエルでもアメリカでも、テストの解答で求められるのは『筆者の意見』ではなくて、自分の意見ですよ。それなのに日本の国語のテキストは違うでしょう?これはおかしいですよ!」(p-236)」

 

太田英基:日本がヤバイではなく、世界がオモシロいから僕らは動く;いろは出版

 

私も、そのように思います。

私が学生の頃は、国語が苦手で、テストは毎回低い点数でした。思ったことを書いて、「×」をつけられて、自分の考えを否定されてしまう、そのような状態が苦痛でした。

 

 

「日本人はね、小さな頃から家庭や学校などで、こう育てられるんだ。

「相手のことや周囲のことを、まず最初に考えなさい。自分がすることで他の誰かに迷惑をかけることがないかどうかを考えなさい。いつも他人の気持ちが分かる人であるように。自己中心的な考え方をしてはいけないよ。」

いつでも、どんな時でも、相手のこと、第三者のことを思いやれる人間を目指すのが日本の教育なんだよ。(p-237)」

 

学生当時は、本もろくに読んでいませんでした。そもそも文章から意図を察する能力は皆無だったと思います。ただ、ここに書かれているような内容は、両親や周囲の人たちから、幼い時から言われ続けていたのは確かですし、私自身そうありたいと思っています。

 

 

「確かに、この教育ばかりに注力しているので、自己主張する能力は他国に比べると弱い。その代わりに「空気を読む」(協調性)という能力を日本人は持っている。(p-238)」

 

そのような能力をどのように活かしていくのか、日本の中で暮らしていると、皆ほぼ同じ価値観で生きているので自分たちの能力に気付きづらいのですが、世界で活動しようとした場合、自分たち日本人としての特性、というのが重要になるのだと思います。

 

何のとりえもない日本のサラリーマンの私ですが、インターネットがつながり、グローバル社会というのがすぐ隣にある感覚は多少なりとも感じます。皆同じ価値観、という感覚から、違う価値観を知る、という考え方の変化を皮膚感覚で感じます。