Camera with my LIFE!!

私の好きな景色、物、植物など撮っています♪

扉がうまく開かないのは何のせい?

おはようございます。

 

ある専門職の読む本に、こう書かれていました。

 

「学ぶべきことは、”技術”ではなく”思考”に他ならない」

 

例えば、扉の動きが悪くなってしまったとき。

「お父さん、扉が固くてうまく動かなくなっちゃった!何とかして。」

 

扉が動く仕組みは、概ねジョイント部で決まります。

大きく、①ジョイントの構造部の変形②ジョイント構造部は問題ない歪み③ジョイント部の滑りの不具合、だいたいこの3つとして考えます。

 

お父さんAは見た目の”技術”として、第一選択として5〇6(オイル)を使用。

「こんなのは5〇6やりゃ一発だ!!」

これは、③にのみ対応(滑り)しています。いくら格好よくシュッとしても①や②には対応しません。

 

お父さんBは、見た目の”技術”として第一選択、ジョイントのネジを外し、力づくで扉を外して対応。

「任せとけよ、ばっちり取り替えてやる!」

これは①もしくは②の時に対応します。いくらたくましく、格好よく、バーンと外しても、あっけなく③で片付く可能性があります。

 

つまり、目先の”技術”にのみ捉われた場合、正確な診断が行えず対処法を誤る可能性が高いということだと思います。扉のジョイントの話でことが済むなら大きな問題は起きませんが、例えば、医師がそのような態度で臨んでいた場合は大変です。

 

まずは正確な現状把握が必要です。①②③をキチンと見分け、それらの分類を正確に行うことが出来るもしくは、現状の把握が絶対に必要であるという”思考”が最も重要だと思います。

 

専門職は、自分の知らない事に関してアンテナを張っています。そのため、専門誌や論文を読み漁ります。自分の知らない事に気付くためです。何も情報がないと知らないことに気づきません。現状の頭の中の少ない情報のみを判断材料にしてしまいます。

 

それが、さきほどのお父さんAとお父さんBになります。

私の職場でも、あたかも自分が専門職だと思って、お父さんAお父さんBみたいなことをやる人がいます。それは、自分の知らないことに対して知ること”思考”を放棄していることと同意です。私は専門職としてのみ正確性を追求することを遵守し、私生活では愚行権を存分に行使したいと思っています。

 

つまり、自宅で私が、お父さんAでもお父さんBでも良いのです。

 

ただ、仕事上、専門職として、お父さんAお父さんBでは困るということです。

私は仕事上の”思考”は大好きです。趣味と言ってもいいほどだと思います。

 

人生100年時代、心身ともに健康であるにあたって、社会活動・参加が重要な要素として存在することを、身をもって確認できることを本当に幸せだと感じています。

 

夕方の神社