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養生訓と人生の意味

こんばんは。

 

私は、幼い頃から曽祖父のお灸のお世話になっていました。

合谷三里など、お灸のあとが残っています。

 

祖父も健康志向の人で、よく「養生訓」について話しをしていました。

それならば、と私も「養生訓」について本を読んでいました

 

第八巻の「灸法」には、灸の効用として「人のからだの生きているのは、天地の元気をうけて本とする」、「元気は陽気である」、「陽気は暖かで火に属する」、「元気が不足して鬱滞して循環しないと気が減って病気になる」「だから火気をかりて陽を助け元気を補う」と書かれています。

 

曽祖父はよく「陽気になると良いよ」と言っていたのを思い出しました。

 

そもそも、「養生訓」として健康に関することの秘訣が書かれた本かと思うと、どうやらそうではありません。

 

第一巻の総論では、長生きをすることで、人生を楽しみなさい、そのためには健康を気遣う必要があるのです、と述べています。

 

それは「人間のからだは父母をもとにし、天地をはじまりとしたものである。天地・父母の恵みを受けて生まれて、また養われた自分のからだであるから、自分だけの所有物ではない。(途中略)だから、慎んでよく養って、痛めないようにして、天寿を長く保つべきである(総論上・人のからだは)」という言葉から、健康を気遣う意図が分かります。

 

いまの世の中では、色々な境遇の中で育った方や考え方も多く、このような概念を全て許容することは出来ませんが、「養生訓」の根本がそこにあるのだとうかがえます。

 

天から与えられた自分の身体を大切に全うする、という根本の思想から始まり、身体を大切にするために健康に注意し(特に欲のコントロールと動くということ)、一つ一つ丁寧に実行することが、「養生訓」に示されています。

 

久しぶりに、健康について考えました。